Excel:数値の倍数の最も近い値に四捨五入するMROUND関数とは

MROUNDの読み方は「エムラウンド」です。関数の使い方を例で解説しています。

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MROUND関数とは、指定された値の倍数の最も近い値に丸める(四捨五入)関数です。

同じ機能の関数に、CEILING関数とFLOOR関数があります。

  • CEILING関数:指定された値の倍数の最も近い値に切り上げます。
  • FLOOR関数:指定された値の倍数の最も近い値に切り捨てます。

MROUND関数の構文

MROUND(数値, 倍数の基準値)

  • 数値:(必須)対象の数値を指定します。
  • 倍数の基準値:(必須)数値を丸める倍数を指定します。




MROUND関数の使い方

使用例とその結果

ちょっと分かり難いのですが、例えば下の使用例ような場合に使用されます。

必要製品数が1200個ですが、入り数が90個単位で購入しないといけません。

この場合購入するケース数は1200/90で13.3..になり四捨五入し、13×90で1170個になります。


必要製品数が12個の場合、入り数が7個単位で購入しないといけません。

この場合購入するケース数は12/7で1.7..になり四捨五入し、2×7で14個になります。

Excelシートでの使用例

MROUNDを使用し、必要製品数と入り数から、最小ケース数での購入数を計算しています。

CELINGと比較すると分かり易いと思います。

■セルに入力されているExcel関数

  • D7セル: =MROUND(B7,C7)  結果:1500/130=11.5 四捨五入され 12*130=1560 になっています。
  • D8セル: =MROUND(B8,C8)  結果:1200/90=13.3 四捨五入され 13*90=1170 になっています。
  • D9セル: =MROUND(B9,C9)  結果:50/150=0.3 四捨五入され 0*150=0 になっています。
  • D10セル: =MROUND(B10,C10)  結果:12/7=1.7 四捨五入され 2*7=14 になっています。
  • D11セル: =MROUND(B11,C11)  結果:5/4=1.2 四捨五入され 1*4=4 になっています。

  • E7セル: =CEILING(B7,C7) 結果:1500/130=11.5 切り上げられ 12*130=1560 になっています。
  • E8セル: =CEILING(B8,C8) 結果:1200/90=13.3 切り上げられ 14*90=1260 になっています。
  • E9セル: =CEILING(B9,C9) 結果:50/150=0.3 切り上げられ 1*150=150 になっています。
  • E10セル: =CEILING(B10,C10) 結果:12/7=1.7 切り上げられ 2*7=14 になっています。
  • E11セル: =CEILING(B11,C11) 結果:5/4=1.2 切り上げられ 2*4=8 になっています。

製品購入数量

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