Excel:指定桁の小数を切り捨てるTRUNC関数の読み方と使い方

TRUNCの読み方は「トランク」です。関数の使い方を入力例で解説しています。




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TRUNC関数は、小数を切り捨てたい桁で切り捨てる関数です。

同じ切り捨てる関数に、INT関数とROUNDDOWN関数がありますが少し異なります。

下に違いを記載しているので確認してください。

TRUNC関数の構文

TRUNC(数値, [桁数])

  • 数値:(必須)切り捨てる数値を指定します。
  • 桁数:(省略可能)切り捨てる桁数を指定します。省略した場合の既定値は0です。

関連する関数の「倍数の最も近い値に切り上げ(CEILING関数)」も参照してください。



TRUNC関数の使い方

使用例とその結果

構文は、TRUNC(数値 , 桁数) になります。

桁数を省略すると整数になります。


INT関数、ROUNDDOWN関数に似ていますが、数値がマイナスの場合結果が異なります。

下の例の場合、

6.65 の場合、全関数が 6 になっています。

-16.03 の場合、他は-17ですがTRUNCのみ -16 になっています。 

このようにTRUNC関数は単純に指定桁以下の小数を切り捨てます。



シートの入力例

電圧測定値を3種類の関数を使い小数点以下で切り捨てています。

■セルに入力されているExcel関数

  • C5セル: =TRUNC(B5,1)  結果:6.65が6.6になっています。
  • C6セル: =TRUNC(B6,1)  結果:3.21が3.2になっています。
  • C7セル: =TRUNC(B7,1)  結果:12.55が12.5になっています。
  • C8セル: =TRUNC(B8,1)  結果:-16.03が-16になっています。
  • C9セル: =TRUNC(B9,1)  結果:-5.89が-5.8になっています。

  • D5セル: =TRUNC(B5)  結果:6.65が6になっています。
  • D6セル: =TRUNC(B6)  結果:3.21が3になっています。
  • D7セル: =TRUNC(B7)  結果:12.55が12になっています。
  • D8セル: =TRUNC(B8)  結果:-16.03が-16になっています。
  • D9セル: =TRUNC(B9)  結果:-5.89が-5になっています。

  • E5セル: =INT(B5)  結果:6.65が6になっています。
  • E6セル: =INT(B6)  結果:3.21が3になっています。
  • E7セル: =INT(B7)  結果:12.55が12になっています。
  • E8セル: =INT(B8)  結果:-16.03が-17になっています。
  • E9セル: =INT(B9)  結果:-5.89が-6になっています。

  • F5セル: =ROWNDDOWN(B5,0)  結果:6.65が6になっています。
  • F6セル: =ROWNDDOWN(B6,0)  結果:3.21が3になっています。
  • F7セル: =ROWNDDOWN(B7,0)  結果:12.55が12になっています。
  • F8セル: =ROWNDDOWN(B8,0)  結果:-16.03が-17になっています。
  • F9セル: =ROWNDDOWN(B9,0)  結果:-5.89が-6になっています。
電圧測定値のシート


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