Excel VBA講座 基礎知識・準備:セルの値

Step 4 セルの値を読む




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実行画面

変数を使い、セルに入力された値を読み、メッセージボックスに表示させるプログラムを作成します。

■まず、コマンドボタンをシートに配置します。
リボンの開発の「挿入」ボタンをクリックすると、コントロール一覧が表示されるので、ActiveXコントロールのコマンドボタンをクリックします。
ActiveXコントロールの配置

1.シート上をドラッグし、コマンドボタンを配置します。
2.リボンの「プロパティ」をクリックします。
3.プロパティ画面の、Captionに「セルの値を読む」と入力します。
  Captionとは、コントロールに表示されるタイトルです。
4.配置したボタンをダブルクリックします。
  これで、プログラムを入力できるVBE画面が表示されます。
プロパティを設定する

■プログラムコードを入力します。

VBE画面が開き、下記のコードが表示されます。
Private Sub CommandButton1_Click()
End Sub
これは、コマンドボタンがクリックされると実行されるコードです。
このように動作させた場合、自動的に実行されるコードを「イベント」といいます。
このコードの間に、下記のコードを入力します。
コードの解説です。

変数を宣言します。
  Dim n1 As Integer
  Dim n2 As Integer
  Dim s1 As String
  
セルE1の値を、変数n1に代入します。  
    n1 = Range("E1").Value
セルE2の値を、変数n2に代入します。  
    n2 = Range("E2").Value
セルE3の値を、変数s1に代入します。  
    s1 = Range("E3").Value
    
代入した値を表示をメッセージボックスで表示します。
vbCrLfとは、改行させるコードです。
_(アンダースコア)とは、プログラムコードが1行で書けない場合や、改行した方が見やすい場合などに使います。
アンダースコアを使わないで、1行にしても問題ありません。
    MsgBox "セルE1:" & n1 & vbCrLf & _
        "セルE2:" & n2 & vbCrLf & _
        "セルE3:" & s1

プログラムを入力する

■プログラムを実行します。

1.読み込むセル E1~E3 にデータを入力します。
  E1とE2は数値、E3は文字を入力してください。
2.デザインモードボタンをクリックし、デザインモードを終了させます。
3.コマンドボタンをクリックし、実行します。
プログラムを実行する

セルの値を読み、表示されたメッセージボックスです。
実行画面

■数値型の変数に、文字を代入した場合どうなるかテストしてみます。

E2を数字から文字に変更し、「セルの値を読む」コマンドボタンをクリックします。
文字に変更する

「型が一致しません。」とエラーメッセージが表示されました。
「デバッグ」ボタンをクリックします。
エラーメッセージ画面

文字に変更したE2の行が黄色で表示されています。ここでエラーが発生したという意味です。
必要ならば、ここでコード修正することになります。
デバッグする

プログラム

下記のコードを入力します。

Private Sub CommandButton1_Click()
    Dim n1 As Integer
    Dim n2 As Integer
    Dim s1 As String
    
    n1 = Range("E1").Value
    n2 = Range("E2").Value
    s1 = Range("E3").Value
    
    '代入した値を表示
    MsgBox "セルE1:" & n1 & vbCrLf & _
        "セルE2:" & n2 & vbCrLf & _
        "セルE3:" & s1
End Sub

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