アルファベットを小文字に変換するLCase関数と大文字にするUCase関数をExcel VBAで使ってみる
アルファベットを小文字にするにはLCase関数を使用します。逆に大文字にするにはUCase関数を使用します。どちらも全角でも半角でも変換できます。
LCase(Range("B2:C7"))のように範囲指定し、一括で変換させようとすると「型が一致しません」のエラーになります。
構文 : LCase (String ) 、 UCase (String )
Stringはアルファベットを含む文字列を指定します。
下のB列に入力されている文字列を変換します。
- 「Excel VBA」 : 半角の小文字と大文字でスペースがあります。
- 「computer」 : 半角の小文字
- 「computer」 : 全角の小文字
- 「COMPUTER」 : 全角の大文字
- 「abcあいうえおDE」 : 全角の小文字と大文字で、ひらがなが含まれています。
- 「ABC12345DE」 : 全角と半角の大文字で、数字が含まれています。
LCaseのVBA使用例
LCaseを使用し、文字列を小文字に変換するVBAです。
Sub MyLcase()
Range("C2") = LCase(Range("B2"))
Range("C3") = LCase(Range("B3"))
Range("C4") = LCase(Range("B4"))
Range("C5") = LCase(Range("B5"))
Range("C6") = LCase(Range("B6"))
Range("C7") = LCase(Range("B7"))
End Sub
実行結果です。
全角・半角、大文字・小文字、ひらがなや数字が含まれていても全て正常に小文字に変換できました。
全角は全角の小文字に、半角は半角の小文字に変換されています。
UCaseのVBA使用例
UCaseを使用し、文字列を大文字に変換するVBAです。
Sub MyUcase()
Range("D2") = UCase(Range("B2"))
Range("D3") = UCase(Range("B3"))
Range("D4") = UCase(Range("B4"))
Range("D5") = UCase(Range("B5"))
Range("D6") = UCase(Range("B6"))
Range("D7") = UCase(Range("B7"))
End Sub
実行結果です。
全角・半角、大文字・小文字、ひらがなや数字が含まれていても全て正常に大文字に変換できました。
全角は全角の大文字に、半角は半角の大文字に変換されています。