Excel VBAで結合セルを参照するMergeAreaの使用方法|配列とCellsの使用例

MergeAreaとは、結合セルを参照することができるプロパティです。データ入力にも使用できるので、ここではその使用方法と、配列とCellsを使いForループでまとめて入力するVBAサンプルを掲載します。

大きな特長としては、結合セルにデータを入力する場合、左上のセルを指定しないと表示できませんが、MergeAreaを使うと結合されたどのセルに入力しても表示できます。



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結合セルの左上セルに入力するVBA

結合セルの左上セルに入力するVBA

Sub MyMergeArea()
    Range("B2").Value = "あいうえお"
End Sub

実行結果です。
下の結合セルの範囲は、B2からF4で左上セルのB2にデータ入力すると表示されます。
B2にデータ入力すると表示されます

結合セルの左上セルでないセルに入力するVBA

結合セルの左上セルでないセルに入力するVBA

Sub MyMergeArea()
    Range("D3").Value = "あいうえお"
End Sub

結合セルの中央のD3セルにデータを入力すると表示されません。
D3セルにデータを入力すると表示されません

MergeAreaでデータを入力するVBA

MergeAreaでデータを入力するVBA

Sub MyMergeArea()
    Range("D3").MergeArea.Value = "あいうえお"
End Sub

結合セルの中央のD3セルにMergeAreaを使いデータを入力すると表示できます。
このように、MergeAreaを使うと結合セルの左上セルでなくても、データを入力し表示できます。
D3セルにMergeAreaを使いデータを入力すると表示できます

配列とCellsを使いForループでまとめて入力するVBA

配列とCellsを使いForループでまとめて入力するVBA

・Arrayを使用し、配列saを初期化します。
・結合セルは4行置きなので、ForループはStep 4にしています。
・Cellsの位置にMergeAreaでデータを入力しています。Cellsの指定位置は結合セルの左上セルではありません。

Sub MyMergeArea()
    Dim i As Long
    Dim j As Long
    Dim sa As Variant
    
    j = 0
    sa = Array("あ1", "あ2", "あ3", "あ4")
    For i = 3 To 15 Step 4
        Cells(i, 4).MergeArea.Value = sa(j)
        j = j + 1
    Next
End Sub

実行結果です。
連続する結合セルにまとめて入力することができました。
連続する結合セルにまとめて入力することができました

以上のようにMergeAreaを使うと、結合セルのセル位置を気にしないで、データを入力することができます。


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