Excel VBAで領域の終端セルが取得できるEndプロパティを使ってみる

Endプロパテで取得できる結果は、キーボードの[Endキー]+[矢印キー(↑↓→←)]を押した結果と同じです。空白セルがあると思っているのと違う結果になるので、色々と試してみます。入力されている最終セル方法も掲載しています。

≪構文≫

Rangeオブジェクト.End(方向を表す下の定数)

  • xlDown : 下端
  • xlUp : 上端
  • xlToLeft : 左端
  • xlToRight : 右端


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Endプロパティを空白セルから開始した場合

空白のB2セルから、xlDownで下端の終端セルを取得し表示するVBAです。
xlDownで下端の終端セルを取得し表示するVBA

Sub MyEnd()
    Dim sr As String
    
    sr = Range("B2").End(xlDown).Address
    MsgBox sr
End Sub

空白セルの次に入力されているB3セルが返りました。
空白セルの次に入力されているB3セルが返りました

Endプロパティを入力されているセルから開始した場合

入力済みのB3セルから、xlDownで下端の終端セルを取得し表示するVBAです。
xlDownで下端の終端セルを取得し表示するVBA

Sub MyEnd()
    Dim sr As String
    
    sr = Range("B3").End(xlDown).Address
    MsgBox sr
End Sub

連続して入力されている終端のB14セルが返りました。
連続して入力されている終端のB14セルが返りました

Endプロパティを入力済みセルから次が空白セルで開始した場合

入力済みのC2セルから、xlDownで下端の終端セルを取得し表示するVBAです。
xlDownで下端の終端セルを取得し表示するVBA

Sub MyEnd()
    Dim sr As String
    
    sr = Range("C2").End(xlDown).Address
    MsgBox sr
End Sub

空白セルの次に入力されているC4セルが返りました。
E2セルから実行した場合は、E5セルが返ります。
空白セルの次に入力されているC4セルが返りました

Endプロパティで右方向の終端セル取得する

xlToRightを使用し、右方向の終端セルを取得するVBAです。
右方向の終端セルを取得するVBA

Sub MyEnd()
    Dim sr As String
    
    sr = Range("B3").End(xlToRight).Address
    MsgBox sr
End Sub

xlDownの結果と同じで、空白セルの次に入力されているD3セルが返りました。
空白セルの次に入力されているD3セルが返りました

Endプロパティで入力されている最終セル取得する

空白セルを無視して、入力されている最終セルを求めるには、最下行からxlUpを使用し上方向に調べれば取得できます。

Excel2013の最下行は1048576行なので、そこから上に調べるVBAです。
入力されている最終セル取得するVBA

Sub MyEnd()
    Dim sr As String
    
    sr = Range("C1048576").End(xlUp).Address
    MsgBox sr
End Sub

C列の最後に入力されているのはC13セルと表示されました。
C列の最後に入力されているのはC13セルと表示された

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