Excel VBAで条件に合ったセルを取得する|SpecialCellsメソッド

SpecialCellsメソッドをVBAでの使い方を掲載しています。




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Excel VBAでSpecialCellsメソッドを使うと条件に合ったセルを取得することができます。

SpecialCellsメソッドの構文

object.SpecialCells ( Type [, Value] )

object:Rangeオブジェクト

Type:(必須)取得するセルの条件を指定します。XlCellType列挙型の定数を使用します。

Value:(省略可)引数TypeがxlCellTypeConstantsかxlCellTypeFormulas の場合、さらに条件を指定できます。


引数Typeで条件の指定に使用するXlCellType列挙型の定数は下記になります。

  • xlCellTypeAllFormatConditions : すべての条件付き書式
  • xlCellTypeAllValidations : すべての入力規則
  • xlCellTypeBlankss : 空白セル
  • xlCellTypeCommentss : コメント
  • xlCellTypeConstantss : 定数
  • xlCellTypeFormulas : 数式
  • xlCellTypeLastCells : 最後のセル
  • xlCellTypeSameFormatConditionss : 同じ条件付き書式
  • xlCellTypeSameValidations : 同じ入力規則
  • xlCellTypeVisible : 可視セル


SpecialCellsメソッドをVBAで使用する方法

Excelシート画面

空白セルを取得する

空白セルを取得

数式が入力されているセルを取得する

数式が入力されている


Excel VBA実行コードと解説

■ 空白セルを取得するコマンドボタンをクリックすると

  1. B7:F10セルの背景色をInterior.ColorIndexにxlNoneを指定し消します。
  2. SpecialCellsメソッドの引数に、xlCellTypeBlanks定数を指定します。
  3. Selectで条件に合ったセルを選択します。
  4. Interior.ColorIndexに5を指定し背景色を青にします。

■ 数式が入力せるを取得するコマンドボタンをクリックすると

  1. B7:F10セルの背景色をInterior.ColorIndexにxlNoneを指定し消します。
  2. SpecialCellsメソッドの引数に、xlCellTypeFormulas定数を指定します。
  3. Selectで条件に合ったセルを選択します。
  4. Interior.ColorIndexに3を指定し背景色を赤にします。

Option Explicit

Private Sub CommandButton1_Click()
    '背景色を色なし
    ActiveSheet.Range("B7:F10").Interior.ColorIndex = xlNone
    '空白セルの選択
    ActiveSheet.Range("B7:F10").SpecialCells(xlCellTypeBlanks).Select
    '背景色を青
    Selection.Interior.ColorIndex = 5
End Sub

Private Sub CommandButton2_Click()
    '背景色を色なし
    ActiveSheet.Range("B7:F10").Interior.ColorIndex = xlNone
    '数式が入力されているセルの選択
    ActiveSheet.Range("B7:F10").SpecialCells(xlCellTypeFormulas).Select
    '背景色を赤
    Selection.Interior.ColorIndex = 3
End Sub



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