動的にサイズが変わる表の範囲を操作する場合などに利用できます。
ここでは始めにCurrentRegionを使い方として表全体を選択し、その後罫線と背景色を設定するVBAを作成します。
その他の応用例として「シートのデータをテキストファイルに保存する」を掲載しています。
VBA作成の例として下の表を使用します。
CurrentRegionは空白行と空白列に囲まれた範囲を取得するので、下のように表内に空白セルがあっても構いません。
CurrentRegionで表全体を選択する
B2セルを指定し、表全体を選択するVBAです。
・表の左上のB2セルを指定していますが、表内であればどこでも構いません。
Sub MyCurrentRegion()
Range("B2").CurrentRegion.Select
End Sub
実行結果です。
表全体を選択することができました。
CurrentRegionで背景色を設定する
表全体の背景色を設定するVBAです。
・Interiorで背景色を、ColorIndexで色を指定しています。
Sub MyCurrentRegion()
Range("B2").CurrentRegion.Interior.ColorIndex = 40
End Sub
実行結果です。
表全体にベージュの背景色を塗ることができました。
CurrentRegionで格子の罫線を自動で引く
表全体に背景色を設定し、格子の罫線を引くVBAです。
・Borders.LineStyle = xlContinuousで細線を引きます。
Sub MyCurrentRegion()
Range("B2").CurrentRegion.Interior.ColorIndex = 40
Range("B2").CurrentRegion.Borders.LineStyle = xlContinuous
End Sub
実行結果です。
表全体に格子の罫線を引くことができました。