Excel VBA:ユーザーフォームの画像を操作する|LoadPicture・AutoSize

Excel VBAでユーザーフォームのImageコントロールに、画像ファイルをロードし、自動でサイズを合わせ、画像のサイズを取得します。



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Imageコントロールとは、画像を表示できるコントロールで、表示サイズの拡大・縮小などが可能です。


画像ファイルをImageコントロールにロードするには、LoadPicture関数を使用します。

LoadPicture関数の構文

LoadPicture(picturefilename)

  • picturefilename:画像ファイル名そ指定します。

自動で画像のサイズを合わせるには、AutoSizeプロパティを使用します。

AutoSizeプロパティの構文

オブジェクト.AutoSize[= Boolean ]

Booleanの設定は下記になります。

  • True:画像全体を表示するために、コントロールのサイズを自動的に調整します。
  • False(既定値):コントロールのサイズは変わりません。画像がコントロールより大きい場合、画像はカットされます。

画像のサイズを取得するには、WidthプロパティとHeightプロパティを使用します。

Widthプロパティの構文

オブジェクト.Width

  • 戻り値:オブジェクトの幅が返ります。

Heightプロパティの構文

オブジェクト.Height

  • 戻り値:オブジェクトの高さが返ります。

関連する記事として「イメージ コントロールの基本的な使い方」を掲載していますので参照してください。



Imageコントロールの画像の操作方法

ユーザーフォームの作成

下画像のように、Excelユーザーフォームの適当な位置にImageコントロールとコマンドボタンを置いてください。

作成したユーザーフォーム

ユーザーフォームのデザイン画面のコンボボックスをダブルクリックします。

するとコマンドボタンのクリックイベントのコードが表示されるので、下のVBAコードを入力します。

下に掲載しています、VBAコードをコピーしてもかまいません。

次にサンプル用の画像ファイルを用意してください。

ここでは「c:\test」フォルダに、cn小.jpgファイルをロードするようになっています。

VBAコード入力画面

「UserForm1.Image1.Picture = LoadPicture("c:\cn小.jpg")」を実行した画面です。

画像がロードされ、表示されています。

ImageコントロールのAutoSizeプロパティの既定値はFALSEなので、Imageコントロールのサイズは元のままです。

LoadPictureを実行した画面です。

「UserForm1.Image1.AutoSize = True」を実行した画面です。

AutoSizeプロパティがTrueになったので、Imageコントロールが画像サイズと同じ大きさになりました。

AutoSizeプロパティをTrueにした画面

「UserForm1.Caption = "幅:" & UserForm1.Image1.Width & "  高さ:" & UserForm1.Image1.Height」を実行した画面です。

ユーザーフォームのタイトルに、Imageコントロールの幅と高さが表示されました。

Imageコントロールの幅と高さが表示された

ExcelユーザーフォームのVBAコード

ロードするフォルダと画像ファイルは自由に変更してください。

Private Sub CommandButton2_Click()
    '画像をロードする
    UserForm1.Image1.Picture = LoadPicture("c:\test\cn小.jpg")

    'Imageサイズを自動的に画像に合わせる
    UserForm1.Image1.AutoSize = True
    
    '画像サイズを取得し表示する
    UserForm1.Caption = "幅:" & UserForm1.Image1.Width & "  高さ:" & UserForm1.Image1.Height

End Sub



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