Excel2016で置換の実行方法

すべて置換ボタン・置換ボタン・数値の置換・計算式の置換・置換のオプションについて

リボンの［ホーム］～［検索と選択］～［置換］をクリックします。


検索と置換ダイアログボックスが開くので、「検索する文字列」と「置換後の文字列」を入力します。

［すべて置換］ボタンで実行する

［すべて置換］をクリックすると一気に置き換えられます。
もしやり直したい場合は、［元に戻す］か［Ｃｔｒｌ＋Ｚ］のショートカットキーを使います。

［置換］ボタンで実行する

下のように、現在あるセルと検索する文字列が異なる場合、［置換］ボタンをクリックすると「一致するデータが見つかりません。」と表示され置換できません。


１．その場合、［次を検索］ボタンをクリックし、検索する文字列があるセルに移動します。
２．［置換］ボタンをクリックすると置換できます。


次からは［置換］ボタンをクリックすれば、自動的に次のセルに移動し、完了するまで置換できます。

［すべて検索］ボタンを実行する

［すべて検索］をクリックすると、検索し見つかった全てのリストが下に表示されます。
リストを選択すると、該当するセル位置に移動するので置換したい場合のみ［置換］ボタンをクリックします。

数値の置換はできない

10を100に置換ます。


一見うまく出来たようですが、これはたまたまです。


今度は1を500に置換ます。
すると「100」が「50000」になりました。
このように置換は数値として扱われずに、文字列として扱われます。

計算式を置き換える

下のように「次年度」の列には「有給残＋5」の計算式が入力されています。


この「5」を「15」に置換ます。


置換を実行すると、計算式の要素も置き換えることができています。


［すべて置換］を実行すると、想定外の文字まで置換られるので注意が必要です。

置換のオプション

[ オプション］ボタンをクリックすると、下に表示されます。　もう一回クリックすると閉じます。

• 検索場所 ： シートかブックか選択できます。
• 検索方向 ： 行方向（横）か列方向（縦）を選択できます。
• 検索対象 ： 数式以外変更できません。　数式も置換できるという意味です。
• 大文字と小文字を区別する ： アルファベットに有効です。
• セル内容が完全に同一であるものを検索する ： チェックしないと「山」で検索すると「山形」でも「岡山」でも検索できます。
• 半角と全角を区別する ： 英数字に有効です。